Raspberry Pi3 に無線LANアダプタを追加する

もともとRPi3には無線LANが内蔵されているので、わざわざ無線LANアダプタを外付けしなくてもいいのでは?、確かにRPi3を普段使いする場合は必要ありません。

実験的に無線NICを2つ用意して、2つの異なるSSIDに繋げてみようということになり無線LANアダプタを追加する運びとなりました。

追加しようとしている無線LANは、BaffaloのWI-U2-433DMです。(802.11acが使えるかは今回問題としません)

Raspbianのカーネルビルドが行なわれていることが、アダプタ追加の前提条件となります。

tuttitan.hatenablog.com

 

WI-U2-433DMの中のチップRTL8812AUというのが使われているそうなので、githubよりドライバを拝借してmakeしてデバイスドライバを作ります。

  1. ドライバのソースコードのダウンロード
    $ git clone https://github.com/gnab/rtl8812au.git
  2. MakefileRaspberry Pi用に編集する(お好きなエディタで
    $ cd rtl8812au
    $ emacs -nw Makefile
    ----
    L53あたり: CONFIG_PLATFORM_I386_PC = n(はじめはyだった)
    L59あたり: CONFIG_PLATFORM_ARM_RPI = y(はじめはnだった)
    ----
  3. makeする
    $ sudo make
  4. カーネルモジュール881au2.koをコピーする
    <kernel_version>はカーネルビルドしたバージョン
    $ sudo cp 8812au.ko /lib/modules/<kernel_version>/kernel/drivers/net/wireless/
  5. カーネルモジュールの依存関係を更新する
    $ sudo depmod -a

 

参考HP